足汗は、気温が上がるこれからの季節の大きな悩みです。
汗の量が多い悩みもありますが、それが原因で発生する悪臭が大問題。あの独特の臭いは、けっして慣れるものではありません。
足汗の発汗量が多い人の中には、座敷での宴席を断った方もいるはずです。靴を脱いだ瞬間に、むっと鼻をつくニオイ、他人にかがれるのが一番恥ずかしいかも。
足汗の悩みは臭いの悩み?止めるには?
足汗は、靴の中が蒸れる原因になり、その湿度は90%程度になると言われます。
この湿度の高さも、臭いをつくりだす雑菌にとっては最高の生息環境。まずは、足の発汗量を抑えたいところですが、臭いの原因は水分以外にもこぼれ落ちた古い角質など、さまざまな要因によってつくられます。
自分にあてはまる要因を、一つ一つチェックして、快適に過ごしたいと思います。
汗の発汗量を抑える
汗を止めるには、制汗剤を使う方法があります。
制汗作用がある成分にはいくつかありますが、よく知られている成分に「塩化アルミニウム」があります。
多汗症をはじめとして、汗で悩んでいる人に医療機関で処方してくれることがありますが、難点は人によっては痒みがでること。
塩化アルミニウムを配合した制汗剤として有名なのが、「デトランスα」です。
「デトランスα」はデンマーク製ですが、塩化アルミニウムを配合して制汗作用が3~4日持続することから、とても人気がある商品です。
しかし、先ほども説明したとおり、成分の強さから痒みが出やすいのが難点。ワキ用・手足用など使う部位によって商品が分かれていますが、皮膚の弱い人にはおすすめできません。
痒みが出ないと評判の制汗剤が、「Deo-Ace(デオエース)EXプラス」です。
「Deo-Ace(デオエース)EXプラス」は、ポーランドで開発されたデオドラントで、ポーランド人の繊細な肌質に合わせて開発され、全身に使えるのが特徴です。
従来品のDeo-Ace(デオエース)はポーランドで製造されたものでしたが、国内製造の薬用デオドラントクリーム「Deo-Ace(デオエース)EXプラス」が購入できるようになりました。
制汗作用の持続性は1~2日ですが、このくらいの制汗日数のほうが肌にはやさしいかもしれません。
ニオイの原因菌を殺菌する
足裏のイヤな臭いは、皮膚からはがれ落ちるアカや汚れを栄養分にして、雑菌が繁殖するときに発生します。
ニオイの成分は、表皮ブドウ球菌が発生する「イソ吉草酸」!悪臭防止法では、特定悪臭物質の規制対象になっているほどの悪臭!
イソ吉草酸については、足のニオイ対策!重曹は本当に効くの? を参考にしてください。
靴にニオイが沁み込んでませんか?
制汗剤で発汗をおさえて、デオドラントを使って足裏の臭いをおさえても、ニオイ対策は十分ではありません。
靴に沁み込んだニオイは、朝靴を履いたときに復活します。ベタッとした湿り気を感じたことがあると思いますが、同じ靴を2日続けて履くのは禁物!
せっかく足のケアをしても、台無しに。
靴にしみついたニオイ対策には、シューパウダーを使うことをおすすめします。
帰宅後すぐに、さらっとした粉状のシューパウダーを靴のなかに吹きかけるだけでしっかり殺菌。
翌朝には、さわやかな気分で履くことができますが、先ほどの説明のとおり、できれば靴は2足用意して交互に履いたほうがいいでしょう。もちろん、靴も長持ちします。
fafra シューパウダー 【タルクフリー】天然由来成分の効果を参考にしてください。
まとめ
ワキガや体臭については、日常のケアがとても大事です。
仕事でのストレスや普段の食生活も重要なポイントになりますから、制汗剤やデオドラントだけでは十分に効果が得られないこともあります。
これらのケア用品の効果に個人差が大きいのも、さまざまな原因が複雑に関係しているからです。
ワキガ用のデオドラントが効かない、と思ったらシャツに沁みついたあの生乾きのニオイが原因だったりすることも。
シャツに沁み込んだニオイ成分が洗濯で落ちていないわけですが、靴も同じ。
汗をおさえる前に、日常の生活習慣から見直してみてはいかがでしょう。