第一印象は3秒では決まらない!5つのポイント
初めての相手の第一印象は、いつまでも心に焼きついて残りますが、どのくらいの時間で決まるのでしょう。
メラビアンの法則によれば、”人の第一印象は、3秒で決まる”と言われています。”人は、見た目じゃない”とも言われますが、残念ながら、出会った瞬間のイメージが大きな比重を占めてしまうようです。
一般的には、「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「話の内容」が7%とのことですが、実際には、アポイントの声のトーンや言葉遣いなど、出会う前の先入観から第一印象は作られはじめています。
もう少し言えば、出会ってからの時間経過で第一印象が変わることも。気が付いたら、なんとなく体臭が・・・、姿勢や歩き方が気になることも。
初めての人に会うとき、身だしなみや服装に気をつかうのは、だれしも同じですが、採用面接でもないかぎり、その後数時間は一緒にいるわけですから、そこで受けた印象も含めて第一印象と考えていいでしょう。
”今日会った人、どうだった?”と聞かれたときに、見た目だけでなく、エチケット・マナーや言葉遣いなどを含めて、”わりと良い感じ”とか”ちょっと無理”とかの判断をしませんか。
何回も会うことができれば、意外な一面をみつけて好意を感じるようになるかもしれません。しかし、職場の同僚でもないかぎり、挽回のチャンスは無いと考えるべきでしょう。
第一印象が決まるまでの時間
ある女性誌の調査によれば、初めてのお相手の第一印象は、”会った瞬間で決まる”という人が、男性では25.6%、女性では31.3%もいたそうです。
”会ってから2~3分以内に決める”人の合計は、男性68%、女性75.3%。一方で、”10分以上”という慎重タイプも、男性16.7%、女性13.2%。
会社の採用面接でもなければ、会ってから数時間はいっしょにいるはずですから、時間が経つにつれて、最初の印象は変わっていきます。
まずはティータイム。そのあと映画を観たり、遊園地で遊んだり、最後は食事?
第一印象とは、会った瞬間の印象のことだと思われがちですが、話題が合わない、会話に広がりがないなど、時間経過にともなう評価も、会った日の第一印象として相手の心に刻まれることになります。
第一印象・5つのポイント!
第一印象を決めるポイントは、つぎの5つです。このポイントをしっかりおさえておけば、初めての相手に悪いイメージを持たれることはないでしょう。
- 視覚情報
- 聴覚情報
- 嗅覚情報
- 話の内容
- エチケット・マナー
メラビアンの法則の法則では、「視覚情報」「聴覚情報」「話の内容」の3つが挙げられていますが、「嗅覚情報」と「エチケット・マナー」は外せません。
最近、スメルハラスメントが問題になっていますが、最初の3秒の印象がいくら良かったとしても、体臭やわきがなどのニオイケアが適切でなければ、その後のあなたの評価は大きくマイナスに。
逆に、最初の3秒間での第一印象があまり良くなくても、その後のエチケット・マナーや会話の内容次第では、好印象を持たれるかもしれません。
各項目のそれぞれのポイントを、簡単にまとめました。
<視覚情報>
- 服装のセンスがいい
- 服装はTPOに合っている
- 清潔感がある
- 髪がととのえられている
- 厚化粧していない
- 表情が明るく笑顔かある
- 落ち着いた目線
- 固すぎない礼儀正しさ
<聴覚情報>
- 声のトーンが明るくさわやか
- テンポは速すぎず大きさにも注意
- ていねいな言葉づかい
<嗅覚情報>
- 体臭、とくに口臭に注意
- フレグランスは強すぎず体臭に合ったもの
- 洋服に沁みついたニオイは禁物
<話の内容>
- 会えたときの喜びを伝える
- 会話の途中で、「えー」「あー」を連発しない
- 聞き上手になる
- 相手の年齢と立場をわきまえた言葉づかい
<エチケット・マナー>
- レディーファースト
- 食事のマナー
- 会計の仕方
エチケットやマナーでは、普段のクセがつい出てしまいます。また、無理にあらたまりすぎても不自然に。
日常の生活習慣を見直して、いつでも自然に振舞えるように、直せるところは直しておくのがポイントですが、ファーストコンタクトでは特につぎの点に注意しましょう。
男女平等と言われても、レディーファーストは基本です。食事でのエチケットやマナーは、国ごと料理ごとに違いますが、レディーファーストに異論がある方はいないでしょう。
箸の持ち方が上手な外国人
日本人として、特に気になるのが、”箸の持ち方”。
テレビ番組の有名人の食レポで、箸を正しく使っていなかったり、肘をテーブルについたまま食事をしているのを見ると、ガッカリしますね。
これまでだれも教えてくれなかったの?と疑問を感じることも。
最近、箸の使い方が上手な外国の方が多くなりました。日本料理を食べるときの所作も、きれいです。動画や本などで、学んでいるようです。
それだけに、日本人として、最低限のエチケット・マナーは身に付けたいところです。
会計のマナー
最近は、デートのときでも、食事代を女性と割勘にすることがあるようですが、基本的には男性が支払うのがマナー。
ビジネスシーンでは、接待する側が会計するわけですが、できれば相手に悟られず、適当なタイミングで済ませたいところです。そろそろお開きに近くなってきたら、電話などを理由に席を立ち、先に会計を済ませておきましょう。
ヨレヨレの財布や中身を見られないで済みますし・・・。最後は、しっかり締めくくりましょう。
まとめ
第一印象は、視覚情報である”見た目”が大事であることは言うまでもありません。しかし、会ってすぐに別れるわけではありませんから、その後一緒にいる時間のなかで、その評価は変わります。
なかでも、嗅覚情報は、言葉に出さなくても、一緒にいれば自然に入ってきますから、強いフレグランスなどは避けるべきでしょう。さりげなく香るぐらいが、適度な刺激となって、相手の記憶に刻まれます。
それに、繊細な料理にニオイは禁物。フレグランスはもちろんですが、ワキガなど体臭が強すぎるようであれば、事前にケアしておいたほうがいいでしょう。
【医薬部外品】のデオドラントクリームの多くは、わきが臭などの原因になる殺菌成分と合わせて、制汗成分も適度に配合されていますから、朝1回のケアで快適に1日を過ごすことができます。
もし、わきが臭が強いようであれば、日中の塗りなおすことが必要かもしれません。プッシュタイプ『ノアンデ』やクリームタイプ『クリアネオ』のように、携行性にすぐれたデザインのデオドラントがありますので、バッグの底に忍ばせておくと安心です。